メモ帳

だからメモ帳だと言ってるだろう

6.あ

 こんなブログに書くつもりなんかは無かったんですが、いろいろあったので書く。特に盛り上がりもないし大したことはないんで、それだけ。

 昨日は中学時代の友達の年忌であった。自分から見てもそこそこ仲は良かった方だと思う。こういうことを行くときに面倒だとは全く思わないぐらいには良い人であった。一応書いておくが死因は自殺ではない。こうやって僕が行くということは、他にも呼ばれた人が大勢いるわけで、そこには多くの旧友たちが同席していた。

 開始時間の30分前に着き、挨拶を済ませ、席に着席する。住職が入場し、お経が始まる。まぁ特筆すべきことはない。あえて書くなら赤ちゃん用かよと言いたくなるぐらい椅子の背が低かったり、お焼香をくべるときにやたら見られてるので、服装がおかしいのかとよく見てみたら靴下の柄が左右で違っていただとか、あとは参加者でお経を唱える場面があったのだけれど、これがどう聞いても韻を踏んでたのでラップじゃんと思ったりしてた。オレは知らなかったけどラップは天にも通じるらしいぜ。

 1時間近く背の低い椅子に座り続け、そろそろ腰に障害が残るのではみたいな痛みが生じ始めたころ、お経は終わり住職が退場、会場の場所を移して食事タイムである。僕がトイレを済ませ会場に入ると、旧友たちはそれなりに盛り上がり始めていた。

 2,30人ほど集まっていた。これほど集まったのは卒業以来である。僕の中学の同級生は3桁もいないので、昨日が祝日であることを踏まえてもかなりの数が集まったのだ。

 世間話をした。どこの大学に行っただとか、オンナについてどうだとか、アイツは今何をしているだとか、身長伸びすぎだとか、そんなもの。誰も連絡が取れないやつ、就職してるやつもいれば、大学行ってるやつ、結婚してるやつもいる。公立中学の同級生はやっぱり一番社会の縮図っぽい感じがした。

 この時点で違和感は拭えなかった。茶番センサーの発動である。一番印象に残っていたのは、中学時代の人間関係の再現だ。中学時代、見た目を弄られてたやつはこの日も見た目を弄られ続け、とにかく人の頬を抓ってたやつはこの日も人の頬を抓っていた。僕はもう気持ち悪くて仕方がなかった。そして、皆が皆、事あるごとに「身長以外みんな変わってないね」と言うのだ。あまりにもみんなが同じことを言うので僕の知らない江戸仕草か何かかと最初は思った。いや、どう考えても皆は変わっているだろう。何故こんな茶番をする?僕は人間について何か勘違いしてたのだろうか?友達のいない僕だけが見える世界?いや、そんなはずはない。こんなのを演じさせられた他の人も、皆同じように感じていただろう。いや、もしかしたら怪電波でみんなおかしくなってたのかもしれない。やっべぇな、アルミホイル被らなきゃ(使命感)

本当にそんなことを考えていた。やがて食事会も終わり、解散。帰り道、目的地方向が同じ数人と電車の中で盛り上がった。彼らは女の話を始めていた。弄られキャラだったヤツはカノジョといつもナマでやってるぜ自慢を始めた。野球部だったヤツはアニメーターを目指して下請けの仕事を始めたらしい。誰も食事会ではそんな話をしていなかったので驚いた。茶番はいつの間にか終わっていた。

 そんなことを思っていると、公共の場で猥談をするなと何故か僕だけがおじさんに怒られた。オレだけは何一つ変わってなかったのかもしれない。まぁ、僕のようなモブには敗北がお似合いである。次こそは絶対に勝つ。